物価動向を確認しながら、各国の中央銀行は政策金利を行うことで世の中に流通するお金の量を調節します。これによってインフレを防いだり、ときに景気を上昇させたりしようとするのです。

金利は外貨のレートの値動きにも影響を及ぼす要因です。金利が低ければ企業は銀行からお金を借りやすくなり、設備投資など事業の幅を広げることが可能になります。個人の場合は家を建てたり、消費を増やしたりすることにつながるでしょう。

どれだけモノを作っても需要もあわせて増加していけば、モノの値段は上昇しモノを作るための人件費も増えていきます。インフレを引き起こす原因にはいくつもありますが、基本的にはこうした景気の過熱による物価の上昇・通貨価値の低下が原因となっているそうです。

通貨の価値が低下すれば、輸入品の値段が上がり、物価も上がります。自国の通貨の信用力が下がってしまうと、生活にも大きな影響を与えるということです。中央銀行が金利政策を行って景気の上向きを図ったとしても、なかなか効果が現れないというのが実情です。これは企業の供給能力に対して消費などの需要が少なく、需給のギャップがあるためです。日本の長期金利は低い水準で推移しており、極端な引き上げが行われることはほとんどないでしょう。

一方、アメリカのように利上げに踏み切る国も少なくありません。日本と他国の金利差が開けば、他国の金利商品が人気になるため、基本的に円安・外貨高になります。