国際収支や物価そして金利と、外貨レートを動かすファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)要因は様々です。いずれの要因も複雑に絡み合っていますが、景気と為替の関係も忘れてはいけません。

日本は不況の時代が続いていましたが、近年は少しずつ力を取り戻してきたようです。さて景気がいいとは、実際にどのような状況のことをいうのでしょうか。これは個人の消費が増加し、モノやサービスが売れ、企業の設備投資が活発化しているような状態です。企業の資金需要が高まれば、借り入れに対する需要も伸びていくと思います。また、企業はお金を貯めておくよりも投資することを選ぶほうが多いようです。その結果、金利の上昇という減少が発生します。

また、生産を増やすためには原材料の購入も増やさなければなりません。パソコンの需要が高まれば液晶やメモリの価格も上がるということです。さらに、メーカーは従業員も増やす必要があり、電力などエネルギーの消費量も大きくなります。これらは生産コストが上がるということでもあり、生産コストの上昇は物価の上昇、インフレへとつながります。

景気の好調は為替にも反映されることが多い絵です、景気上昇と金利上昇は関係しているため、国債など金融商品の価値は上がります。また、景気が好調な国と低迷している国では金利差が拡大します。つまり、好況の国は通貨が高く、不況の国は通貨が安くなるということです。

また、景気のいい国の生産物は自分の国の消費だけでは売り切ることができないため、一部は輸出されます。輸出によって外貨売り・自国通貨買いが行われるため、その国の通貨はさらに上昇することになります。